第163章 離してくれない
ー玉木視点ー
玉木
「おや、もうそろそろお昼ですね。
いったんここできりあげて、
続きは午後からにいたしましょう。
私は一度さんの元に戻ります。」
私は乙骨さんの前に広げた
パソコンや書類などを片付けます。
ここはさんの自宅から
さほど離れていない公園の
屋根付きの休憩所です。
乙骨
「僕もついていって良いですか。
やっぱり直接話がしたいです…」
玉木
「それはいけません。
貴方の今のお姿はさんにとって
あまりにも残酷だからです。」
乙骨
「それは…」
玉木
「悟様が居ない今、
私は使用人として最善を……」