第20章 参観
星野
「赤ちゃん人形を頭から落として
脳天を真っ二つに割るなんて...流石です。
帰り際に聞いたのですが、
あの産院では
前代未聞のハプニングみたいですよ。」
帰り道の車の中で、
星野さんが私に呆れたと言う話ばかりをしています。
「...違うんです...
なんだか赤ちゃん人形の身体がヌルヌルしていて...
手が滑っただけなんです💦
わ、私の前に沐浴をしたのは....」
星野
「私...のせいにしたいのですね?
なんと...愚かな...はぁ....」
盛大なため息をこぼす星野さん。
星野
「良いですかさん。
貴女にはご子息の面倒は無理です!
五条家ならば子育てに長けた使用人を
いくらでも雇えます。
どうか...出産後は何を差し置いても
親権を放棄していただけませんか?」
「そ、それは...💦
と言うか💦
母親は子供と一緒に育つものですよ💦
誰だって最初は...」
星野
「脳天をカチ割ったら育つもなにも...」
「(΄◉◞౪◟◉`)」
(カチ割ったらって💦
カチ割らないですぅ!!!)