第155章 再会と再熱
「…すみれさん…」
すみれ
「なによ!」
「みちるを引き取ったとして、
きちんと育てられるんですか?
子育ては…したいからする、
したくないから辞めるはできないんですよ…」
完全な無意識でした。
私は口からそんな事を吐いていました。
すみれ
「分かってる!分かってるわ!!
だから仕事も見つけたし!
住む場所だって!!!
覚悟してなきゃ言えないわ!!」
(そうなのね…そうなんだ……)
私は隣に立っている悟さんの顔を見上げました。
五条悟
「………」
でも悟さんは何を言うでもなく、
ただ悟さんも私を見下ろすだけです。
(どうしよう…)