第153章 ファーストラブ
すると五条は俺から離れ
窓際の椅子にドガッと座ると
すっかり暗くなった海を見つめながら話し出した。
五条悟
「腹貸し家はさ、
僕達呪術師を満足させる為だけに存在するんだ。」
頭花
「は?」
(急に何を言い出すかと思ったら)
腹貸し家のを嫁にした男が何を言ってんだか
俺は呆れて目を見開いてしまう。
五条悟
「どんなに聞こえが良い言葉を並べても
呪術師からみた腹貸し家の存在は
現実はこんなもんよ。
まっ、僕はそれにプラスして"愛情"が加わってるだけ。
だけどね腹貸し家のと結婚したからといって
やっぱりそこは変わらないだよね。
だから実際に僕が子を望めば
は産んでくれるてるわけだし。」
頭花
「その言い方!!やめろよ!
それじゃがなんだ…
マジで道具みてぇーじゃねえか!」
"ドンッ💥"
俺は側の壁をグウぱんした。
五条悟
「道具だからこそは
苦痛しかない営みの誘いにも嫌な顔1つしないんだ。
これって凄いことなんだよ?
腹貸し家の身体の特性上
都度壮絶な痛みと闘わなくちゃいけないからね。
でもそれを知らず意気揚々と部屋に来て
自ら抱いてと懇願してきた頭花には驚かされたよ。」
(闘う?)
頭花
「わかんねぇ……わっかんねぇーよ!!
営みするだけで壮絶な痛みってなんだよ!!
つかお前!あんだけのこと大切に
想ってるような事言っといて
物だとしか思ってないのかよ!」