• テキストサイズ

五 条 の タ ネ .

第235章 お・も・い・や・り





禪院叶
「馬鹿!

お前、自分が何言ってんのか分かってんのか!?

五条家に身を寄せたら…

戻って来れないことくらい分かるだろ!

それに俺は子供が出来なくても祐太がいれば

それで良い!それが良いんだよ!」








叶さんは私の胸から離れると

本気で怒鳴ります。








(嬉しいな…こんなにも私と優太を愛してくれて…)









「…フッ…バカはそっち。

カナくんは俳優さんでもあるんだよ?

俳優さんは寝不足じゃ務まらないじゃない

ショボショボおめめのカナくんを見たら

ファンはガッカリよ?

……私はカナくんに出逢えて

とっても愛されて…すごく幸せだった…

本当にありがとう。」







私は泣くのを我慢してそう言った。








禪院叶
「なんでそうなるんだよ!!」









「運命というものだよ叶くん。

君はカッコイイ…まだ素敵な出逢いがあるさ

泣くな!泣きたくなったらキッチンの戸棚を

開けてみろ!ステラのボスが作ったクッキーがある

それ食べて元気…」









"ドンッ💥"









「きゃっ💦」








叶さんは何も無い空中から

麻のロープを取り出すと









禪院叶
「ババアのクッキー食ってどうかなるなら

何千枚も食ってやるさ!

…お前に酷い事をした五条家…

いや五条悟の元に返すくらいなら

拘束してやる!お前の考えが変わるまでな!」









叶さんは手慣れた手つきで

私の身体を麻の紐で拘束しました。








/ 5663ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp