第147章 瞬間湯沸器女型3
玉木
「次女の橋本まゆさんには、
瞬間湯沸器女型の少女と同じ年頃の
お嬢様がいらっしゃいます。
そのお嬢様は美世子さんの
嶺麗しい頃に大変似ていらっしゃると
博田さんから聞いたことがあります。」
「(・・?)」
(玉木さん?いったい何が言いたいのかしら?)
まだまだ何を伝えたいのか見えてきません。
玉木
「美世子さんの頭髪を覚えていらっしゃいますか?」
「( ;´ーωー)ウーン」
(どうだったかしら?
美世子さんの頭髪……)
お二人の向こうに広がる部屋に興味が向いていた私は
あまり美世子さんを見ていなかったようです。