第146章 瞬間湯沸器女型2
その時です。
そんな私達の前に玉木さんがやってきて
フローリングの上に正座をされました。
「玉木さん?」
そして玉木さんは口を開きました。
玉木
「さん!お願いいたします!
私がしてしまったことを、
全て教えて頂けませんか!!?
じつは昨晩の記憶がスッポリと抜けていて
思い出せないのです!」
玉木さんは必死な表情で私に訴えます。
「(・・;)」
(お話をしたらきっと…
"私は使用人の資格はないです"とか
落ち込んでしまいそう。
玉木さんは素晴らしい使用人さんだから
落ち込んで欲しくないし…
絶対に辞めて欲しくない…
菅原さんは玉木さんに言った方が
良いと言ってるみたいだけど
私は話したくないなぁ。
でも…きっとこのままだと玉木さんは今夜も…
いったいどうしたら……)
玉木
「では伺う"方"を変えます…
深見、私はさんに何をしましたか?」
(あっ💦)
玉木さんはやはり私より上手です。
私というホトトギスが鳴かぬなら
側にいるホトトギスを鳴かせる事を選ぶなんて…
深見
「(・ω・)」
聞かれた深見さんは
私をジッと見つめます。
「:(´◦ㅁ◦乂):」
←咄嗟にダメだとジェスチャーする私
(とどけ!この想い!!)