第142章 兄妹
?
「親友さ。」
「親友?」
男の人は、
とても落ちついた口調でお話を続けます。
?
「そんな親友を私は随分と悲しませてしまった…」
「え…?
あの悟さんに悲しむなんて感情
あるんでしょうかフフッ…」
男の人があまりにも悲しそうに話すものだから、
普段の悟さんを思い出し
私は笑ってしまいました。
?
「!」
(あっ💦いけない💦私ってば…)
「すみません💦
あの…悟さんが悲しむ姿が
うまく想像できなくて💦」
私は慌てながら男性に弁明します。
?
「はははっ。確かにそうだね。
私も想像が出来ない…
謝らなくて良いですよさん。」
「(。・ω・。)ん?」
(さん?
この方…私の名前まで知っているのね。)
?
「それよりちづるちゃん。
悟によく似てる…
お兄ちゃんの守くんはどちらに似ているんだい?」