第141章 赤さん
(お別れの時間をくれたのね悟さん…)
不器用な悟さんの優しさに
感謝をして闇医者さんにお礼を伝えます。
「先生。」
闇医者
「ほら行けよ。
イケメン旦那が行っちまうぞ。」
先生は私に背を向けて、
何もない壁を見つめています。
「できれば先生と一緒に働きたかったです。
毎日大変でしたけれど思い返せば
楽しいことばかりで…
居心地最高でした。」
みちるを抱っこしているので、
絶対に涙を流さないと決めていたのに
思い出が溢れてきて堪えるので精一杯です。
闇医者
「いいから!早く行けって!!」
「…はい。先生、またね(*´ω`*)ノ"」
私は泣き虫な先生をこれ以上困らせたくなくて
手を振りみちると診察室から出ました。
(先生ってば肩震えてるんだもん(´;Д;`)
貰い泣きしそうだった💦)
"タッタッタッタ…🏃"
「ん?」
そんな私に向かって…
闇医者
「馬鹿!!」
壁と向き合っていた闇医者が走り寄ってきました。