第139章 悟、看病をする
"カチャカチャ…"
玉木さんはとても私の事を承知しているようで、
卵粥と一緒に柴漬けまで添えてくれたようです。
(沖縄で体調を崩すとこうやって
卵粥と柴漬けを用意してくれたっけ…
私…玉木さんや頭花さん……
そして五条家の皆さん…守……ちづる……
お婆ちゃん…先生そして……悟さんに
支えられて生きてこれたのね………」
お粥をすくうスプーンに巻かれていたナフキンを
外す悟さんを見ながら…
つくづく今までの自分勝手な行いを悔いるのでした。
遅すぎるかもしれませんが。
五条悟
「はい。支度できたよ。
それじゃ………」
悟さんが私にグッと近づき
ひとくちめを口に運んでくれようとした時でした。