第137章 おかしな写真撮影
"美しい過ぎる"さんを直視できない
ままでいる僕。
本当は瞳に焼き付けたいけど"出来ない理由"が
あるんです。
その出来ない理由とは……
カメラマン
「………」
"パシャ📷✨"
乙骨憂太
「(;´д`)」
嫉妬に狂った先生が、
カラコンとウィッグをつけて
カメラマンとして僕達の撮影に潜入してきたからです。
(そんなに嫉妬するんだったら、
なんでさんをちゃんと
愛してあげなかったんだろう…)
ふと思う時がある。
今僕の後ろにいる里香ちゃんが生きていたら
僕は何をしてあげていたのだろうと…
店長
「お二人とも!表情がお堅いですよ!
リラックスですよリラックス〜」
店長さんは未経験者の僕達の
緊張を解すべくいろいろと
動き回ってくださっています。
"ピタッ"
店長さんの手により僕達はもっと密着します。
さんの吐息や、
少し赤らんだ顔が分かるほど近いです。
今までに感じだ事がない女性への
"守ってあげたい"という気持ちが初めて
沸いてきました。
(これが結婚式で感じる
新郎の気持ちか………///)
カメラマン
「チッ……」
乙骨憂太
「!!」
そんな僕の気持ちを読み取ったのか、
五条先生が舌打ちをしました。