第125章 2度目のビンタ
禪院進
「さん、お願いがあります!
僕に腹を貸すのではなく...
僕の...お嫁さんになってください!!!」
「(#・Д・)!?」
(えっ!?腹貸しではなく結婚!!?)
禪院進
「さんと、ちづるちゃん...
そして裁判でもなんでもして
守くんを取り返して、
笑顔が溢れる家庭にしませんか!!?」
「笑顔が...溢れる...」
考えてみれば今までずっと、
家族が幸せに暮らせるように
私は自分を後回しにしてきました。
その成果もあって、
守も笑顔だったし悟さんも機嫌がとても良かった。
でも...
そんなのは無駄だったってことを、
あの海岸で身を持って知りました。