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五 条 の タ ネ .

第124章 いらっしゃいませ






「よーし!!がんばるぞー!!」








離婚できるかと言う不安を振り払い、

エプロンを身につけ

いつか悟さんが褒めてくれた

編み込みをした長い髪を片側に垂らし

店内に向かいました。









〈ちゃん!

産んだばかりなんだからねぇ、

無理はしちゃだめだよーー









「あっ、はーーい!!」









でもそれは"普通"の女性の話しなんです。

私はと言うと...

腹貸しの特異体質なのか、

産んだ翌日には身体が"処女"の状態に

戻りました。守の時もそうでした。

妊娠で出てしまったお腹も翌日には細っそり元通り...

守の時は看護師さんが即倒したのは

良い思い出です。

それを見てからは"嘘"を吐いて、

頭花さんには特に元気ではないと

演技していたのも良い思い出です。










「先ずは...」









私はレジ周りから綺麗にしていく事にしました。


レジはお客様からお金を預かる大切な場所ですから


最優先ですね。









ハタキやホウキを手に持ち、

やってくると...

そこには現代では見ないとても古い

レジがありました。









「素敵ねぇ...使えるのかしら...?

お婆ちゃん!!

このレジは現役なんですかー??」








〈とんと使ってないねぇーーー










「触ってみても良いですかー?」









〈もちろんよ、触ってごらん。









(やったぁー(≧∀≦))










「お婆ちゃん、ありがとう!」








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