第123章 よく眠る子
店主のお婆ちゃんは、
とてもお優しくて
明日から私がお店に通う事を許して下さいました。
それからさっそく、
布団などを購入したのですが
ちづるを抱きながら高見荘まで持ち帰るのは
大変だろうと、
知り合いのお爺ちゃんに頼んでくださり
日本のベンツで運んで頂きました。
「助かりました、ありがとうございました。」
お爺ちゃん
「また何か困ったら言ってな!」
人間は1人では生きていけないと
祖母が言っていたのを思い出しました。
本当にそうなんだなって
私は今すごく感じています。
ちづる
「うー(。・ω・。)」
「わっ、ちづるが起きたっ(*´∀`*)」
(それにしても吸い込まれそうな
綺麗な瞳...)
悟さんと同じ六眼。
つい重ねてしまいがちな面影...
でも、私の髪色…薄ピンクベージュで
産まれてきたからなんだか
同時に私と悟さんを見ているようで
不思議な感覚に陥ります。
お爺ちゃん
「そーだ明日、婆さんのとこに来るんだよな?
野菜沢山持ってきてやっからな。」
「なにからなにまで、
お爺ちゃんありがとう!!」
お爺ちゃん
「良いってことよ!」