第122章 命名。
実は、
悟さんから娘の名前を聞いています。
でもそれで書類を提出するべきかとても悩みます。
(悟さん達のこと、
私が記憶をなくして傷つけてしまったのは
悪かったけれど…
あんな想いをさせられて…)
大きなお腹を抱えた妊婦である私を
海岸に置き去りにしていった悟さんや、
その他の方の後ろ姿を思い出します。
今だに何故記憶が無くなってしまったのか、
玉木さんが旦那さんだったという勘違いを
していたのかは今だに分かりませんが…
あのどうしようもなく辛い記憶が蘇り、
素直に悟さんが考えた名前を書けません。
娘
「…zzz…」
(フフッ…よく眠ってる…可愛い(*´∀`*)」