第119章 時子始動。
「亜緒さん...泣かないで(;´д`)」
様はご自身の赤く腫れた頬はそのままに、
私に駆け寄ってきてくれました。
玉木
「ごめん。大丈夫だよ。」
なるべく不安にさせないように、
明るくこたえます。
五条時子
「……わかりました。私は帰ります。
ですが玉木。"やれる事"はしっかりして頂戴ね。
貴方がさんの夫になるのなら
それはそれで安心だけれどね、
守くんにとっては
たった1人の母なのだから。」
玉木
「はい。」
五条時子
「それからさん。
叩いてしまってごめんなさいね。
私は貴女を本当の娘だと想っていたから
思い出して欲しかったのよ。
でも...少しやり過ぎよね...」
「(。'・ω・(#。)」
五条時子
「これ…貴女に渡しておくわ。」
時子様は、
様の両手をとると
守様の母子手帳を渡されました。
「( ;´Д`)えっ💦」
五条時子
「少し預かっていて頂戴。
また取りに来るわ。」
そして時子様は
後輩の使用人2人を連れ
私達の家を後にしました。