第118章 守、本気出す
五条悟
「さあ、はじめようか。
優太、ヒルを僕に。」
僕達に背中を向けている優太は、
小さな麻袋をポケットから取り出すと
を見ないよにそれを渡してきた。
乙骨
「先生、やり方はご存知ですか?」
五条悟
「教えて。」
このヒルは乙骨がヒル飼いから貰ってきたもので、
僕はまったく使い方が分からない。
乙骨
「心臓を囲むように配置してください。
配置したらしばらくするとヒルは己の身体を
1センチほど様の体内に埋め込みます。
それが完了するとそこから10分かけ
様を苦しめているものを吸い取りってくれます。」
五条悟
「1センチ?エグいね。」
乙骨
「10分たったらヒルをさんから
引き離し、このコトリバコに入れて完了です。」
この"子取り箱"は東日本のとある一族が
大切に封印していた呪物。
今回特別に3日限定で借りて来れたのは良かった。
(恐ろしい箱だね。
忌々しい呪いを放ってる...。)
"コトッ...コトッ...コトッ..."
五条悟
「ちゃん、
少し痛むし、大怪我しちゃうけど
守が治してくれるから我慢してね。」
意識の無いの耳元でそう囁くと、
僕はいよいよ麻袋の中から体長3センチほどの
コロコロと太ったヒルを摘み出した。
"ウネッ...ウネッ..."
(なかなかグロイな。)