第114章 Wthout Rika .
「…分かりました。
それが悟さんの意思なら
無理矢理逢いに行くのはやめます。
…だったらせめてこれを…」
さんはハンカチに何かを包むと、
僕に手渡してきました。
乙骨
「これは…」
「悟さんの何処かに内緒で仕込んでください。
そしてそれが完全に壊れた頃に
悟さんに見つからないように
私のところに持って来てください。」
乙骨
「え?」
「その時に私が生きていたら、私に。
死んでいたら私のお墓にです!
分かりましたか!絶対ですよ!!」
乙骨
「あぁ...はっ、はい💦」
さんの迫力に押されてつい
返事はしたけど...
乙骨
「これは...」
渡されたものを見る為に
ハンカチをめくろうとすると...
「乙骨さん!見ては駄目!
壊れたかどうかは...
ハンカチの上から触ってもらえば
分かりますから。」
乙骨
「あっ...う、うん。」