第113章 お友達
頭花
「あっ...あの...玉木.......」
玉木
「ん?」
そんな私の元に、
申し訳なさそうな頭花が
やや姿勢を低くしてやってきた。
頭花
「酔っていたとは言え、
無抵抗なお前を襲って悪かった...」
(酔っていたとはいえ…か。)
玉木
「私が気を抜いて頭花の世話をしていたのが
悪かったのです。
ですが…頭花…貴方はお酒での失敗が
多すぎます。護衛から外れるべきですね。」
様のお腹のお子様が産まれたら、
攫い屋が来てくれる予定です。
私と攫い屋で十分です。
頭花
「いや!酒飲まなきゃ乱暴にならないぜ!!
俺は辞めたく…」
玉木
「様と守様を大切に想うなら!!
っと言っているのです!!!」
頭花
「!!」
私は私らしくなく叫びました。
玉木
「…少し考えてみてください…
あとは悟様次第とは思います…」