第113章 お友達
玉木
「…ッ…」
私が目が覚めたのは、
頭花に刺されて5日後でした。
「玉木さん、玉木さん!」
目を開けると、
心配そうな表情の様と
不思議そうな顔をしている守様…
そして部屋の隅に申し訳なさそうに
立っている頭花がいました。
玉木
「様...申し訳ございません...
護衛であるはずが...こんな失態を...」
私は少しでもきちんとした体勢で、
様に謝罪をしたいので
痛む腹を抑えながら上半身を起こしました。
「玉木さん、だめですよまだ起き上がっては...」
玉木
「ですが…」
「玉木さん。
私からの命令です、
今すぐ横になってください!!」
←厳しめな感じ
玉木
「命令!?様が私に命令!!?
はっ、はい!かしこまりました(*´∇`*)!!」
(様の久しぶりの命令ですね!!
う、嬉しすぎます...
早く横にならなくては!!)
"バフッ"
私は直ぐに横になりました。
「意識を取り戻されたので、
看護師さんに報告してきますね。
ゆっくりしていてください。」
玉木
「えぇ...ありがとうございます」
"バタンッ"
様は守様を連れて病室を後にしました。
(ご迷惑をおかけしてしまいましたね...)
私は申し訳ない気持ちを抱えたまま、
ですが幸福も感じながら
さんの帰りを待ちつつ
なんとなく病室を見渡すと…
身重なさんが、
私の身の回りのお世話をしてくれていたのか
ベッド周りや持ち物まで
綺麗にセットされていました。
(様…(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`))