第113章 お友達
頭花
「なんだお前。」
(ん?)
後ろから頭花さんの"驚くような声"が
してきました。
「お前は阿呆か。
母にはなんの罪もないだろう?
矛先を間違えるなよ。」
(この声は…)
急いで背後を振り向くと、
虎杖さんの姿を借りた宿儺さんが
私を庇うように頭花さんの前に
現れていました。
「宿儺さん…」
宿儺
「母、玉木の元に行け。
守は気にするな、こんな痴れ者にやられるほど
柔な奴じゃないからな。」
(ここは宿儺さんにお任せしましょう…)
「宿儺さん、宜しくお願いします。」
私は宿儺さんに、
頭花さんと守をお願いすると
玉木さんの元へむかいました。