第110章 CLIONE.
「毎日凄く寂しかった。
学校へ行っても親しい友達を作っては駄目と
お母さんから厳しく言われてたし...
だから私の居場所は図書館とか、
誰も居ない公園とか...
でも!お婆ちゃんが私の話し相手になってくれて...
悲しくなかったな...幸せでしたよ。」
五条悟
「だいたい予想できるけど、
次代の腹貸し家だったからでしょ?」
呪術師の家系にも、
"人付き合いの制限"があるように
腹貸し家もそれは存在したとしても
なんら不思議はない。
「...と言うよりも。
お友達と遊んでる最中に怪我をしたり、
将来に響く事故や事件に巻き込まれるのを
危惧してかと思いますよ。
でも...今だから思うのは...
"将来稼げなくなる"
といけないから...ですね(๑>◡<๑)」
五条悟
「(-◼️д◼️-)」
サングラスの内側の瞳に、
潤いを感じ始めた僕...
こんなに涙腺が弱くなったのはちゃんと
結婚してから...
(なんでそんなに健気に笑うのさ!
やめてぇー!痛い!痛い!
胸が痛い!!)
「特に厳しく言われだしたのは...
遊んだ帰りの女の子が
車で轢かれて頭を...と言う事故が
近所であったみたいでそれからですね。」
五条悟
「………」