第106章 life's deadline.
3人ひとつの布団で川の字になって...
まるで私が体調不良で寝込んでるなんて
嘘のようです。
守
「おかあー あったかい!!
よるも いっしょに ねたーい!」
守は私の左腕にしがみつき
甘えてきます。
「そうねー!…ッ……一緒に寝たいわね!」
(いけない...また痛みが出てきたわ...)
全身に走る鈍痛で声が出そうになるのを堪え、
守のお話に集中します。
"スリスリッ..."
(悟さん...)
そんな私の痛みに気付いたのか、
右側で添い寝をしている悟さんが
私の頭を撫で撫でしはじめました。
わたしこの...悟さんの頭撫で撫でが大好きで、
眠れない夜は結構撫で撫でしてもらってます。
守
「じゃあ!やくそく!!
きょう いっしょに ねよー!」
キラキラなおめめで、
色白な小指を差し出す守。
「うん(*´∀`*)約束ね。」
その小さな小指に私の小指を絡ませます。
五条悟
「いいなぁー守だけズルイなぁー
僕も添い寝予約するねー」
右側にいる大きな我儘さんが
私の顔に、自身の顔を擦り付けて
甘えてきます。
守
「おとーさん しごとでしょー?
たまいってたよー」
悟
「やめてっ!仕事の話はしないで!!
ちゃんとお父さんは一緒にいます!!
仕事なんて行きませんっ!」
「(⌒-⌒; )」
守
「だめっ!しごと いって!!
まもるがおかあー みてるから!!」
五条悟
「えーーひっど。」
(あははっ...どっちも譲らないタイプだからなぁ〜
今夜はどうなるんだろう(⌒-⌒; ))
"ブーーッ…ブーーッ"
(ん?)
その時でした。
私達から少し離れた場所に置いてあった
悟さんのスマホが鳴りました。