第104章 宿儺の娘 〜ⅱ〜
"ザーザーーッ"
川辺に座り...その流れを見つめる私達。
?
「まだ名前、教えてなかったな。」
梅
「今頃...」
?
「しょうがないだろ。
梅はいつも直ぐに家に戻るから、
きちんと話せなかったんだよ!」
確かにそうかもしれない。
梅
「…私のせいなのね…」
?
「あ?いや...違う!!ごめん違う!違う!!」
私の横で焦る青年。
梅
「この子達の名前は?」
私は青年の横に座っている、
白い犬と黒い犬を触りながら聞きます。
?
「俺の名前より先にそっち!?
ってか梅...よく触れるな。
お前、本当に普通の腹貸し家か??」