• テキストサイズ

五 条 の タ ネ .

第103章 宿儺の娘






「またこんな時間に外に出てる。

危ないって言っただろ。」









「...また貴方...」








今日は式神を出さずに現れた青年は、

音もなく現れ私の後ろに居ました。








「ん?その顔の傷はどうした?」








月光で折檻された顔の傷が見えてしまったようです。









「...墓前で手を合わせている人に

声をかけるなんて最低だわ。

私に二度と話しかけないで。」








私はお供えものをそのままに、

立ち去ろうとしました。








"パスッ"










「待てよ。」








私のか細い腕を青年は掴みました。








/ 5648ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp