第100章 悟が悟る時
前菜を作って、
いよいよメインを作る為に
お肉に手を伸ばそうとしたその時でした。
"ガラガラガラッ"
蒼
「アンタは...」
五条悟
「ハァハァハァハァハァハァ......」
息を切らした悟さんが
雪崩のように店に入ってきました。
「悟さん?どうした....」
"タッタッタッタ..."
声をかけようかと思ったのですが、
全てを言い終わる前に私の前に来て...
私の肩をギュッと掴みました。
五条悟
「なんで...ハァハァハァッ...
なんで言わなかった!!!」
鋭い眼光で私を睨む悟さん。
「Σ(・□・;)えっ?
悟さん...待って💦なんのことですか!?」
五条悟
「とぼけるな!!
なんで大事な事を今まで黙ってたんだって
聞いてんだよ!!!」
今まで見たこともない
強い口調の悟さん。
そして何のことを言われているのか分からず、
私はただただ目を丸くして悟さんの目を
見つめること以外できません。