第98章 気にも留めない
戸の向こうに居たのは...
赤いワンピースを着用した黒髪の
女性でした。
俯いているから表情は見えないけれど...
でもこれだけは言えます...
かなり気持ちが悪い雰囲気です。
女
「...ごめん...ください...」
ボソボソとした声で話す女性
(ごめんください(・・;)?
ということは...お店にご用なのかしら...)
「こ、こんばんは(⌒-⌒; )
何かご用ですか?」
ここだけの話。
黒い長髪で俯き表情が見えず...
赤いワンピースは怖すぎると思うのは
私だけですか?💦
女性
「...ごめん...ください...」
「あの、何かご用...」
その時でした、
ふと女性の足元に視線を移すと...
女性
「...ごめん...ください...」
青白い足が敷居を跨げず...
見えない壁に押し戻されているような
動きをしていました。
(これ...沖縄の家でも見たことあるかも...)
そうです。
変なものが家に入って来ないようにと
悟さんが貼ってくれた結界の働きそのものです。
(蒼さんが張ったの...?)