第98章 気にも留めない
【翌朝】
"ピヨピヨピヨッ"
「んっ...」
昨日はそのまま眠ってしまったようで、
4時に目が覚めました。
(もう朝……)
窓を見つめながら
畳の上に横になっていると…
"ピロンッ"
スマホにLINEが沢山届いているようで、
通知音が鳴り止みません。
(こんなに早くから誰...)
スマホに手を伸ばし見てみると
「とっ、頭花さん(๑•ૅㅁ•๑)!」
その名前を見た瞬間、
一気に眠気が覚め
私はスマホの電源を切りました。
(信じられない!!
...もう見ない!!
絶対に見ないわ!胎教に悪いし...)
私はお腹を摩ります。
「ちびちゃん...
お母さんと2人きりね...
ごめんね...ごめんね(´;Д;`)
あなたからお父さんを奪ってしまって...
お兄ちゃんと一緒に暮らせなくしてしまって...
お母さんを許して...」