第97章 普通の暮らし
蒼
「体調はどう?」
やはり2階に上がってきたのは
割烹着姿のままの蒼さんでした。
"ムクッ"
私は上半身を起こします。
「…大丈夫です(;´д`)💦」
蒼
「…そう。」
蒼さんはそれ以上は何も言わずに、
私に背を向け階段の所に行きます。
「(;´・ω・`)」
(採用1ヶ月で妊娠発覚...辞めるって
申し訳ないなぁ...)
蒼
「明日は臨時休業にしたから。
ゆっくり休みな。」
「(´⊙ω⊙`)え?」
"ギシッギシッ"
蒼さんはそう言うと一階の店舗に
降りて行かれました。
(臨時休業?
そっか...朝から1人って無理だもんね...
私ってば迷惑かけ...)
"ブッーーブッーー"
「ん?」
私のスマホが鳴りました。