第96章 叱咤と離婚
【高専女中の頃のとある日】
先輩男
「ちゃん、
京都校の皆さんの配膳頼んだよ。」
「はい。」
広い厨房で、
皆様のお食事をご用意をしていると...
先輩女
「ちゃん。
今日は京都高の生徒さんに配膳するのね。」
いつもより私にピッタリ寄り添ってきた北西花先輩。
私より3つ年上の女性の先輩なのですが、
"恋"とか"結婚"とか"出逢い"に敏感で
歳が近い私が"学生さん"と触れ合う機会があると
必ずこうして声をかけてくれるのですが...
(交代...して欲しいのかも...?)
「交代...しましょうか(^-^;?」
北西
「え〜!良いの〜?ありがとう!!」
北西先輩に京都高の皆さんの配膳任を
譲ると、
北西
「それじゃ、五条様の配膳をお願いしても良いかしら?」
「(´⊙ω⊙`)?」
とても驚きました。
北西先輩が"顔が良くお金持ち"の五条様を
私に任せるなんて...
北西
「それでは持ち場に行ってちょうだい。
頭様に怒られてしまうから。」
用が済んだ北西先輩は、
冷たく私にそう言い放つと
さっそく配膳を始めました。
(切り替え早いなぁ...(^_^;))