第91章 実家に帰省
"ジリリリリッ...📞"
自宅に到着してしばらくすると、
廊下の黒電話が鳴りました。
"パタパタパタパタッ..."
「今出ますよー」
"ガチャ"
数回目のベルで出てみると...
「もしもし?」
📞
「あっ!!!
ようやく出てくれたわね!!」
受話器の向こうから、
私の"母"の声がしてきました。
(お母さんだわ(´⊙ω⊙`)!)
悟さんと出逢ってから一度も連絡をしなかったのに
何故連絡先を知っていたのでしょうか。
📞
「元気にしていたの??
今は沖縄にいるのよね?
五条さんから連絡をもらってビックリよ!!
あの五条家に腹貸しをしたなんて...
しかも勝手に結婚をしたなんて!!」
(あれ?お母さん怒ってる?)
意外です、
お金のこと以外で怒るのは珍しいからです。
📱
「ごめんなさい:(;゙゚'ω゚'):
なんだか成り行きで内緒に...」
📞
「ガサッガサッ...バカ娘!!帰って来い!!」
(バカ娘!?)
お母さんの電話を奪い横入りした父が
私に怒鳴りました。
📞
「( ;´Д`)えっ...」
(帰りたくない...💧)
父は昔から気難しくて
本当に苦手だった。
祖母が亡くなってからというもの、
それが色濃くなってきて...
私は高校を中退して働き始めたきっかけでもありました。
📞
「守を連れて帰って来い!良いか!!!バカ娘!」
"ガチャ"
「(・・;)」
父さんは一方的に叫ぶと、
電話を切ってしまいました。
(悟さんてば...仕返しで父と母に連絡したのかしら?💦
なんで元旦だというのに、
こうトラブル続き...)