第89章 tamaki
【朝食】
「守ー、アンポンタン蒲鉾あるわよ。
取り分けようか( ・∇・)?」
守
「なんだその気持ち悪いものは、要らん。」
「宿儺さんに言ってるわけじゃないですってば!
もぅ...黒豆食べたんだから消えてください!」
守
「おっ!あれは...なんだ?
おい!母!アレをよこせ!」
宿儺さんは"てびちの煮物"を指差します。
じつはこのてびちの煮物は
近所の方から頂いたものです。
「まったく...」
私は小皿にてびちの煮物をよそうと、
食べやすく解し守(宿儺)さんに渡しました。
「はい、どうぞー(#˘・з・˘)ノ◾️」
(守、宿儺さんと交換してる間はご飯は
食べなくても大丈夫なのかしら💦)
守
「おぉ。猪の足によく似ているな。」
「豚ですよ( ・∇・)
いつも頂けるんですが本当に美味しくて!
悟さんは好きじゃないから
食べないんですけどね💦」
宿儺さんはクンクンとてびちの匂いを嗅いでから
手で掴むと口に放り込みました。
(どうかしら?)
守
「モグモグモグ....」
「どうですか(*´∀`*)?」
守
「酒に合うな。
母酒を持って来い。」
宿儺さんは頬に手を添え、
ベビーチェアから出た足を組み
偉そうに私に命令をしてきました。
「持ってきません(๑•ૅㅁ•๑)!!
というか、てびちを掴んだ手で頬っぺたに触れたから
コラーゲンでぐちゃぐちゃじゃないですかぁー!
洗いに行きますよ!もうっ!
何が酒持って来いですか!もう少し自分のことが
できるようになったら...」