第73章 玉木ジャック
車はどんどん山深い場所に進み...
ついに車が先を進めない場所までやってきました。
玉木
「降りてください」
「………」
山の中は既に真っ暗で、
とても不気味です。
(……出たくないわ……)
玉木
「早く出ろって言ってんだよ!!!」
「(´⊙ω⊙`)!!」
(たっ、玉木さん💦)
グズグズしている私に
玉木さんの怒号が浴びせられました。
「はぃ...」
私は素直に守を抱えたまま出ようとしたのですが...
玉木
「守様は車に残せ!
降りるのはお前だけだ!!」
「わ、分かりました。」
(守......どうか眠っていてね....)
私は玉木さんに気付かれないように
眠っている守に頬擦りをし
座席に寝かせると車を出ました。