第72章 守と悟さん
「はぁ...なんだか夢の中にいるみたい...」
五条悟
「夢?なんで?」
五条橋を渡りながら私は幸せな
ため息を吐きます。
「悟さんが亡くなったと聞いたのと同時に、
守を手放さないといけなくなって...
人生でこんなにも辛いことが重なるなんてって
嘆いていたのに...
今は悟さんが横にいて守を引き取りに向かってる...
怖いくらい幸せ過ぎて...」
五条悟
「はっ!?それ今頃(´⊙ω⊙`)!?
僕は再会した時からずっと考えてたけど?」
「えっ!?」
五条悟
「...3年間も放置してたのに、
変わらず可愛い笑顔で迎えてくれたよね。
そんな夢みたいな事ってなくないかい??
僕の知ってる女でそんな寛容で良い女は
ちゃんしか思い浮かばないかも(-_-)
歌姫はあんなんだし...
冥冥さんは気付いたら慰謝料ぶん取って
居なくなりそうだし...
粧子はそもそも恋愛対象外だし...
あれ??待って...
僕って意外と出逢い少ない感じ??」
「( ;´Д`)えっ...」
(出逢いが多かったら私は選ばれて無かった??)
とんでもない真実を知ってしまった気持ちです。