第63章 ガチ
電話は切れ、
スマホの画面が黒くなった。
頭花
「...だいたいこんなんは、
良くない電話だな...それが相場ってもんよ...」
俺は暗くなった携帯を持ちながら、
つい言葉を漏らしてしまった。
守
「とうー!!もちもちおかあー?」
いつの間にか俺の足元にいた守が、
心配そうに俺を見上げていた。
(多分...いや...あれだな、
五条悟は死んだな...)
頭花
「いや違うね!
キンキンマンからの電話だったぞ!」
守
「わぁー!!キンキンまん\(*゚∀゚*)/」
頭花
「キンキンマンが母ちゃん拐ったんだとよ。
どうする?助けに行くかー?
でも"とう"は怖いしなぁ....」
守
「おかあー!ちんぱい!いくぅー!!!
守がまもりゅ!!ぱんぱんちーしゅる!!!
にゅうにゅうもっていくぅー!!」
頭花
「牛乳な〜
お前...ほんと優しいな(>_<)
"俺の息子"だけあるわー!
よし!!
牛乳持って車に乗って母ちゃん迎えに行くぜ!」
守
「うん!!」
"パタパタパタパタッ🏃"
俺たちは、
スエット姿&牛乳持って
アンポンタン号(トヨタ車)に乗って
の元へむかった。