第59章 車輪の唄
寒い季節なので、
直ぐに陽が落ちてしまいました。
頭花
「守ー!あんま離れて歩くなよー。」
私が持ってきていた懐中電灯が無いと
1メートル先も見えません。
守
「とうー!抱っこ!!」
頭花
「あ?眠たくなったのか??」
守は頭花さんの足にしがみつきました。
「そうだわ、今日はお昼寝してなかったわ...」
午前中に、
出流さんと時子さんから贈られてきた
玩具で大はしゃぎをしていたから
眠らなかったのです。
守
「とうー、だっこ!だっこ(● ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾」
頭花
「わーったって!!暴れんなって。」
"スッ"
頭花さんは守を軽々持ち上げました。
頭花
「ありがたく俺の胸の中で眠りな!」
"トントンッ"
優しく守の背中をトントン撫でる頭花さん。
「頭花さんありがとうございます。」
頭花
「こんなん兄妹多かったから慣れてっから
気にすんな。それより、足元照らしてな。」
「はい( ´ ▽ ` )」