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🍆だけが襲われる世界で

第6章 スケルトンクリーパー?


 爆音と共に土埃が舞い上がり、スケルタの姿が見えなくなった。そして、その爆発で抉れた地面の中に俺はずり落ちた。
 穴の深さは大したことはなかったのだが、それよりスケルタがどうなったのか。まさか自爆したのか、ということは考えないようになんとか立ち上がると、さっきまできれいに整っていた髪はぐしゃぐしゃになり、衣服や腕が煤だらけのスケルタがその場に座り込んでいた。
「……スケルタ?」
「あ、ぼん!」スケルタはぽんぽんと土埃を払いながら立ち上がった。「無事だった? へへへへ〜、僕強いでしょ!」
 見ればスケルタの周りでは骨と動かなくなった鮭が大量に散らかっている。助かったけども、スケルタが怪我をしていることにはどうも気になる。
「さっきの大丈夫なの?」
「え?」
「爆発? したんじゃないの?」
「そうだよ! クリーパーって自爆するんだよ」
「ん……?」
 そこで俺は一つ引っ掛かりを感じた。なぜここでクリーパーの話をしたのか。見たところTNTのようなものを持っていたようには見えない。
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