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【黒子のバスケ】緑の朝陽

第2章 二人の距離


元々あのことが無ければ話すようになる仲でも無かったのだから

一緒に学校に行くようになったからといって

自分の気持ちに気付いたからといって


緑間くんとの距離が特別近くなったという事はない。


それに優しい緑間くんは一度関わってしまったから責任感に囚われているのかもしれない。


毎日会える緑間くんにドキドキするけど嬉しくて…ただの普通の朝も輝いて見えたり、嫌いな教科も今なら少し好きになれるかなくらいには浮かれている


でも、私のワガママで毎日付き合わせて良いものかとも考える…考えて考えて…

一緒にいたくて…聞く勇気もない。


「どうしたのだよ?」
「…え?」
電車を降りてから学校まで二人で歩いていると、ふと緑間くんに声を掛けられる

「何か考え事か?」
「…えっと、ううん…」
「そうか…何か、いや。」
緑間くんは何か言いたげな表情をしていたが、それ以上聞いてくることはなかった
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