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*名探偵コナン*短編集*
第6章 *File.6*諸伏 景光*
「ちょっとね」
「「?」」
また、機会があったら話すよ。
今此処で話すと、話がオオゴトになりそうだから。
人助けをした。
だけど、それを他人に知られるのが恥ずかしいから、作り話を考えてまでその事実を隠した。
望月、キミのことだから、それもあるんだろう?
オレはこの時、初対面でこの腕の中に抱き留めた彼女の温もりと、彼女と初めて視線を合わせたあの瞬間を、何故か鮮明に思い出していた。
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