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*名探偵コナン*短編集*

第4章 *File.4*降谷 零*(R18)


「一つ聞いていいか?」
「うん?」
「最後にシたのは何時だ?」
「い、今っ?この状況で、なんてコトを聞くのっ?!」
「今だからだ。気になるだろ」
「そこはスルーしてください」
「結婚前提に付き合ってるのにか?」
「まだ交際初日でしょ!」
「誰と、までは聞かない」
「……公安に配属されて、まもない頃」

黙ったままジッと視線を合わせれば、諦めたように吐き出される過去。

「…付き合ってたのか?」
「いーえ。たまたま帰り道にバッタリ再会して、二人で晩御飯を食べに行って、飲みに行ったその流れでね。ワンナイトはあれが最初で最後」
「……」

クソッ!
聞くんじゃなかった!
たった一夜限りのオトコの事を、どうしてそこまで優しい表情で、綺麗な目をして話せるんだ?
雪乃にとって、忘れられない良き思い出だから?
その時は同意だったとしても、そこに怒りはないのか?
逆に言えば、雪乃が身体を許せるほどのオトコだったってことか?

「ふふ。よく考えなくても、ふしだらなオンナだね、私」
「後悔はない、のか?」
「あるわけない!そんなこと言ったら、彼に失礼っや、ンッ!!」

躊躇いもなくハッキリとそう言い切ったからもう耐えられなくて、雪乃の脚を開き昂った自身を力を入れて押し込むと、ぐちゅりと水音を立ててそれは呑み込まれた。

「ちょ、えっ?」
「もういい」
「!」

既に何度か吐き出しているから、避妊は要らない。
その心配は不要だとは思うが、万が一の時は責任は取る。

「っ!」
「…や、っん…んっ、ン」

まだイってまもないそこは、無理矢理入り込んだ俺自身を目一杯締め付けてくる。
身体は悦んでいるのか、はたまた苦しくて出て行って欲しいのか分からなかったが、問答無用で唇を塞ぐと、雪乃が意識を飛ばすまで何度もイカせ続けた。


「ハア」

何時からこんな嫉妬深い、情けないオトコになった?
歳の所為か?
俺だって過去に何度か交際はしたことはあるし、それなりの関係にもなったことがある。
それでも、交際相手の過去の見知らぬオトコにこんなに嫉妬をしたこともなければ、ここまで気にしたことは一度もない。
相手が雪乃だから?
理由はそれしかない。
どれだけ惚れ込んでる?


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