第3章 合宿
ー影山目線ー
俺は今テンションが上がっている、きっと口元が緩んでいるだろう。
理由は簡単、唯さんが烏野にいたからだ。唯さんが何処に入学したか及川さんに聞いても教えてくれなかったのでわからなかった。まさか烏野とは・・・。
[?影山ー?]
影「!は、はい!何ですか?」
[いや、何かボーっとしてるからどうしたのかなって]
影「あぁ、スミマセン考え事していました」
[そっか、なら大丈夫だな]
影「あの、唯さん」
[?何だ?]
影「また・・・また、俺のトス打ってくれますか?」
[!]
中学の時、王様時代だった俺のトスを唯一打ってくれていた、今度はちゃんと貴方が打ちやすいトスでーーー。
[もちろん!いくらでも打ってやるよ]
唯さんはニッと笑う。
優しくて男よりも男らしい唯さん、そんな貴方だから
俺は惹かれたんだーーー。