第12章 武装探偵社
「だって昨日、“はい”って答えてたじゃないか」
(あ……)
「言われてみれば確かに……じゃなくて!あれは急に太宰さんが口づけしたから!!ちょっとボケーとしてただけ!」
「でも返事をしたのは変わらないじゃん」
「ぐぬぬ」
(言い返せない……これも太宰さんの策略なの!?)
「ても、今まで人を殺してきた私が急に人助けなんて出来るのかな?」
「出来るさ、私でも居れるところだからね」
(なんか説得力がないような……?)
「……マフィアに戻ったとしても殺されるだけ……それなら人助け、してみる」
「そう来なくちゃ」
「ということで琴華、お腹空いたーーご飯作って!」
「このタイミングで言う太宰さん凄い」