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酸化した世界で君と詠う

第5章 戻れない場所(黒の時代)


「マフィアってブラックだよね〜」

「嫌だったのかい?」

「全然、むしろみんなと話せて楽しい、仕事はちょっときついけど」

「ははっ、昔の琴華を思い出してしまったよ」

「昔って?」 

「初めて織田作と会わせたときに君は織田作に抱きついていたのだろう?」 

「あ、あれは太宰さんが悪い!!任務後に疲れた身体で織田作に会わせた太宰さんが!!」

「終わったことだし、怒らない怒らない……あのときの私は結構傷ついたのだよ?」 

「なんで!?もしかして太宰さん、森さんと同じ幼女好__」

「幼女好きじゃありませーーん」

「そこまでにしてもらいます?あなた方の会話は頭が痛くなりそうなので」

その後に太宰と琴華は“酷いっ!!”と叫んだ

「ところで今日は何かの会合ですか?」

「偶然ここに来たら太宰と琴華が居ただけだ」

「そう?私は今夜ここに来たら君達2人に会えるような気がしてね」

「私は太宰さんについて行っただけ、会えたらいいな〜みたいなことを思いながら」

何故かこの4人はこの酒場でよく顔を会わせた
同じ組織とはいえ、太宰は幹部、安吾は情報員、織田は最下級構成員、琴華は上級構成員


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