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酸化した世界で君と詠う

第33章 only my feeling


「私が小さい頃からずっと面倒を見てくれたのは陽香さんだけだった!!」

「心配してくれたり、色々な事を教えてくれたり、時には怒ってくれたりしたのも陽香さんだけだった!!」

「周りが遊んでくれなかったのに一緒に遊んでくれたのも陽香さんだけだった!!」

「幼稚園や参観日、運動会や音楽発表会でも陽香さんは全部来てくれた!」

「本当に私の為に……お母さんとして接してくれた……私の誕生日だって、いつも自分の事のように喜んでくれて……」

「だからずっと御礼を言いたかった!恩返しがしたかった……」

「置いて行かないでよ!!なんで何も言わずに消えちゃったの!」

「こんなの……あんまりだよ……」

琴華は陽香との昔のことを思い出した

“琴華様、あなたにピッタリなおまじないを教えてあげます”

“only my feeling”

「オンリーマイフィーリング?」

““私だけの想い”って意味です”

“人は沢山の想いがあり、それを貫き通す者も居ます、そして一人一人魅力があります”


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