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酸化した世界で君と詠う

第33章 only my feeling


琴華と燈夜が現実世界から戻ってくる

「帰ったぞ」

「おかえり〜燈夜」

リリアが燈夜に近付く

「琴華!!」

琴華に抱きつく太宰

「……ごめん」

太宰を抱きしめ返す琴華
琴華と離れたところには燈夜が居て、琴華に話しかけようとする

「おい琴__」

「はいだ〜め!!」

リリアが引き止める

「こんなことを言うのは酷かもしれないけど今の燈夜は琴華ちゃんに嫌われているんだよ、少しは琴華ちゃんの気持ちを考えてあげて」

「……お前の言うとおりだ」

「琴華ちゃんにはたくさんの仲間が居る、そして太宰君という恋人も、きっと幸せだよ、燈夜は遠くから見守ってあげて」

「そうだな」

燈夜は頷く

「はぁ……結局本部に報告しなかったから後が怖い」

「俺の判断だ、責任は俺にある」

「ま、私も一緒に叱られてあげる」

燈夜とリリアと一緒にその場から去る
場所は戻って琴華のところ

「謝らなくていい、君が無事で良かった」

(太宰さんが焦っている様子になるなんて意外……)

「琴華、お主が無事で本当に良かったのじゃ」

「良かった……」

「主〜おかえり」

「元気そうで良かった」

「みんな……」

「!?」

紅は何かに気付いて驚く

「どうしたの?」

「太宰坊、少し琴華を借りる」

紅は琴華の腕を引っ張り、琴華をじっと見つめる

(え、本当に何!?)

「お主……月詠の巫女ではなくなっている」

「え?」

「はぁ!?」

紅は異能を使って琴華の体を調べる


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