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酸化した世界で君と詠う

第31章 災いを呼ぶ者に終焉を


「大丈夫かのぅ?」

「どうして紅さん達が?」

「それは決まっておろう、無事に説得させて来たのじゃ」

「凄いね、頭の硬そうな人達だったのに」

「人間の弱いところを漬け込んでやったのじゃ」

「紅様、怖い」

「あ、そういえば琴華ちゃん見つけた?」

リリアは燈夜に問いかける

「いや、反応がねぇ、これは俺の感だが多分生きてるだろう」

「燈夜、お主の異能なら陽香の中に入り、琴華を救えるかもしれぬ」

「嗚呼、やってみる」

《随分と派手な攻撃ですね」

霧が晴れ、陽香が姿を見せる

「ほう……妾達の攻撃に耐えたか、中々やるのぅ」

「あれが攻撃?しょぼいですね」

陽香は煽る

「……なら本気で行くとしよう」

紅は異能で瞬間移動をして一気に陽香に近づいて殴り込む
陽香と紅の体術戦が始まった

「紅婆の奴、キレてるな」

「だな、俺達も応戦しよう」

「嗚呼」

輝羅と玲夜が陽香に殴り込む

「燈夜様、私達が彼奴の隙を作りますのでその時になったらトドメをお願いします」

「私も行ってくる、彼奴の動きを止めるから鈴ちゃんの言った通りにしてね」

「嗚呼」

鈴とリリアも参戦する
しばらく戦い、体術戦から弾幕戦に変わった

「ぐはっ」

誰も攻撃をしていないのに陽香が突然血を吐いた
リリアはそれを見逃さず、背後から陽香の体を抱きしめるようにして動きを止めた

「燈夜!早く!!」



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