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酸化した世界で君と詠う

第30章 月詠燈夜の最高で最悪な過去


「プライドが抜けきれていない、だがリトアの時間もないし話してやる……そうだな、まずは私は月詠の者で神だ、理解もしなければこの話は進まない」

「神か、別に疑いはしないが月詠?あなたみたいな人は見たことがない」

「それはそうだろ、月詠家は2つある……1つは現世、つまりお前達の世界、そしてもう1つは神が生きる世界である神界__お前が大事に抱いているリトアも月詠家の者で神だ……だが月詠家の者と言っても手違いで生まれた者だ」

「手違い?」

「神界の月詠家の現当主である私の父は妾と交わり生まれたのがリトアだ」

「じゃあ琴葉の体調不良の原因は神の病気か何か?」

「神は病気にならない、体調不良の原因は主にお前がリトアと交わったことだろう、そして月詠家の掟に背いた」

「掟って何だ?」

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