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酸化した世界で君と詠う

第27章 横浜事変 〜前夜〜


(じゃああれは何?)

“……ありえない話じゃが邪神が体を乗っ取っておる”

(邪神?)

「つまり、人間に災いをもたらす神とお主は戦うことになる」

(神と戦うの!?やるしかないか……)

「あなたは陽香さんであるけど陽香さんではない、あなたの正体は邪神だね」

「私の正体を見破りましたか……いや、四神が見破ったのでしょうね」

「陽香さんの体は返してもらう」

「いいでしょう、やれるものならやってみてください」

“主……気をつけろ、あいつは邪神……結構強いぞ”

輝羅が琴華の頭の中に語りかけてきた

「判ってる」

剣を出し、斬りつける

「弱いですね」

陽香が琴華の剣を受け止めてる

「冬式、氷華の太刀」

琴華は一瞬姿を消して、陽香の背後に立つ

「冬式、束縛氷」

陽香を凍らせ、剣で粉砕する

(こんなにあっさりとやられる?……何かおかしい)

「目の前のことを真に受けてはいけませんよ、琴華様」

背後に陽香が立ち、ナイフで琴華の首を斬ろうとするが琴華は斬られる寸前のところで剣を使って受け止めるとすぐに離れる



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