第26章 出会い
「馬鹿なこと?冗談に聞こえます?そもそも子の面倒を見ずに放っておいて都合の良い時だけ父親といい、私の言葉なんてひとつも聞かずに今までやってきて……あなたの恩恵を受けていたことが不愉快に思えます」
「親に向けて何だその態度は!!」
琴華をビンタする燈夜、琴華は睨みつける
そして燈夜に銃を向ける
「琴華、それは止めたほうがいい……いや、止めてくれ……冷静になり給え」
「ごめんなさい、あなたがこの人に胸ぐらを掴まれているところを見たら冷静さを失っていた」
銃を下ろす琴華
「………」
「私は身も心もあなたのもの……だから離れるなんて絶対にない、安心して」
「嗚呼……琴華、君の意思を燈夜さんに言ってみ給え……私は琴華がどんな決断をしても賛成するからね」