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酸化した世界で君と詠う

第25章 終結


「そろそろ潮時ですね」

フョードルはカフェを去ろうとするがある人物を見つけ、驚いた顔をする

「やァ、善いカフェだね……流石に驚いた顔だ、“何故此処が判ったのか”そう訊きたいのだろう?実際、極限下の一手だったよ、だがかの“魔人”を欺くには並の手では足りないと判っていた……これが私の一手だ」

太宰の隣に琴華が居て、優雅に紅茶を飲む

(紅茶の値段が高くてめまいがしたけど美味しい〜、お金は……太宰さんに任せるか)

「久しいな“鼠”」

太宰の隣にはフィッツジェラルドがいた
彼は新聞から顔を上げてフョードルを見た

「あぁ……素晴らしい“神の目”ですね?」

「そうだ街中の監視映像を目の力で此処を見つけ出した、君がアジトに気を取られている隙にね……力を借りる条件は“君達が掠め取った組合の隠し資産を取り戻すこと”」


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